派遣先ドイツで学んだこと

日本とドイツの比較

日本とドイツの比較
高齢者率、出生率ともよく似ています。
ドイツ派遣団発表資料 [pdf:3MB]

ZWAR

ZWARにて
ドイツ研修で最も注目したZWARについてお話しします。
・ZWARの概要
ZWARとは仕事と年金生活の間という意味を持つ。仕事をしている時期から、退職の時期への移行をどのようにしていくかがZWARの活動の中心。退職と同時に社会との接点がなくなるのではなく、この時期の移行後も社会に貢献し続けるためにはどのようにあるべきかということを考える機会を提供している。ZWARはノルトラインヴェストハーレン州の取り組みの一つであり、全国的な取組ではない。ZWARのネットワークはバーチャルなものではなく、実際に人が集まるネットワークであり、55歳以上の人が参加可能。
ZWAR概要
・ZWARの活動内容
活動の専門家がいて活動に係るプログラムを提供するのではなく、ZWARに参加する人たちが次に何をするか決めていく支援をすることが仕事。このZWARの活動がきっかけとなって親交が始まり、その先更に年齢を重ねてZWARの活動に例え参加できなくなったとしても、助け合うことが継続されることを望む。このようにZWARの活動の役割の一つは、社会に参画することであり、これによって高齢になっても人生の質が高く保たれたり、人格形成の発展があることを目指している。また、ZWARのネットワーク活動が地域にもたらす効果は、55歳くらいのまだまだ活気のある世代が参加しすることによって、地域が活性化し、その地域における生活の質が高まることにある。
ZWARの役割
・ネットワークの形成方法
ある地域にそのネットワークを作ろうとする場合、市長のサイン入りの手紙を住民に出し、呼びかけに応じて集まった人々が自分たちで何かを作りだすのにどのようにしたらよいか等についての助言を行う。一般的にグループというのは、通常、リーダーのような人がいるが、そのようなリーダーがいないグループを作ることが重要である。一人のリーダーの肩に全ての重圧がかかるのではなく、多くの人でその重圧を分担できるグループを作ることが重要。