理事長あいさつ

　この度、創設者の小田前理事長から真誠会グループを引継ぎ、医療法人・社会福祉法人真誠会の理事長に就任させて頂きました前田浩寿と申します。
　真誠会グループは真誠会医院の開院より３４年目を迎えるとともに、平成１４年に私が真誠会グループに入社してから２０年目となりました。
　まず初めに、これまで私を御指導頂きましたご利用者様、ご家族様、取引先関係者の皆様、真誠会の諸先輩方の皆様に感謝申し上げます。

　真誠会グループは日野原先生の全人的医療・介護と、また、設立より小田前理事長の理念である「愛と謙虚さ」、「心に響く医療・介護の提供」、「地域の皆様とともに行う街づくり」の実現に向けて、邁進して参りました。私が理事長として第一に行わなければならないのは、これらの理念をグループのどの拠点、どの施設・事業所にも、しっかりと根付かせ、決してぶれない当社の風土にしなければならないことです。
　２０年間、父である小田前理事長と共に仕事をしてきて、これらの理念が大きな愛情と、深い地域への感謝に基づくものであったことを疑ったことは一度もありませんでした。
　今後もこれまで以上にご利用者様に喜んで頂き、また、そのために共に頑張ってくれているスタッフに感謝する気持ちを忘れず、真誠会グループを必要としてくれる全ての人たちのために、この法人を永続的に発展させてなければならないという使命というバトンを引き継いだ責任を今、痛感しています。

　真誠会の理念を実現し続けるためには、「利他」の気持ちなくしては成し得ません。また、この理念と共に、「最後までご利用者様を看させて頂きたい」という私たちの医療・福祉サービスのあり方は、どんなに時代が変化しても変わってはならない、変えてはいけない小田前理事長の思いであります。
　変えてはいけないものは守り抜き、変えなくてはいけないものには、勇気をもって変化に挑戦しなければなりません。小田前理事長以上に、皆様に必要とされ、愛される真誠会グループになれるよう、覚悟をもって、事業運営に邁進していきたいと決意を新たにしております。